まくまくBlenderノート
頂点・辺・面の削除、融解を理解する
2019-05-18

3D ビューエディタの編集モードで、頂点や辺、面を選択した状態で X キー、あるいは Del キーを押すと、要素を 削除 (Delete)融解 (Dissolve) するためのメニューが表示されます。

削除 (Delete) を実行すると選択要素に接する要素を巻き込む形で削除され、融解 (Dissolve) を実行すると選択要素のみが削除されます。 下記の例でそれぞれの振る舞いの違いを理解してください。

削除 (Delete)

X面の削除 (Delete Faces)
X辺の削除 (Delete Edges)
X頂点の削除 (Delete Vertices)

辺を削除すると、その辺に接する面も一緒に削除されます。 頂点を削除すると、その頂点につながっている辺も一緒に削除され、さらに、その辺に接する面も一緒に削除されます。

つまり、頂点を削除したときに一番多くの要素が削除されます。 削除を実行すると、オブジェクトの表面には穴が開きます。

融解 (Dissolve)

X面の融解 (Dissolve Faces)
X辺の融解 (Dissolve Edges)
X頂点の融解 (Dissolve Vertices)

融解は削除と異なり、できるだけ選択した要素のみを削除するように振る舞います。 融解を実行しても、オブジェクトの表面に穴が開くことはありません。

(おまけ)融解した面を三角面/四角面だけになるよう整える

Ctrl + T
面を三角化 (Triangulate Faces)
Alt + J
三角面を四角面に (Tris to Quads)

融解を行っていると、面が複雑な形になってしまうことがあります。 ポリゴンを四角面だけの構成にしたいときは、Ctrl + T で三角面に分割し、さらに Alt + J で四角面に結合します。

ちなみに、これらの操作は、Ctrl + F で表示される 面のスペシャルメニューからも実行できる ので、ショートカットキーを忘れてしまったら、そこから実行するのがよいでしょう。

2019-05-18