マニピュレータ中央の白い円をドラッグすると、オブジェクトを任意の方向に移動することができます。 マニピュレータの3色の矢印をドラッグすると、オブジェクトをx軸方向(赤の矢印)、y軸方向(緑の矢印)、z軸方向(青の矢印)に移動することができます。
Shift キーを押しながら矢印をドラッグすると、その軸以外の方向に(その軸の位置だけ固定して)移動することができます。 例えば、Shift キーを押しながら青の矢印(z軸)をドラッグすると、地面に水平な方向(x軸、y軸)方向にだけオブジェクトを移動することができます。
マウスを動かしてオブジェクトを移動させている最中に、X キー、Y キー、Z キーを押すと、移動方向をその軸だけに制限できます(マニピュレータの矢印をドラッグするのと同様)。
Shift を押しながら X キー、Y キー、Z キーを押すと、その軸以外の方向に移動することができます(マニピュレータの矢印を Shift キーを押しながらドラッグするのと同様)。
オブジェクトを移動しているときに、Ctrl キーを押しながらマウス移動すると、移動の単位を大きくすることができます(基本的には、水平面などに表示されたグリットのサイズ単位で動くようになります)。 例えば、Blender の初期状態では、中央に 2x2x2 のサイズの立方体が表示されているため、これをz軸方向に1単位だけ動かすと、地面に接地した立方体にすることができます。
上記は、テンキーの 1 を押して、正面からの視点に切り替えた画面で、z軸方向へ1単位だけオブジェクトを動かしています。 実際には、このくらいの操作であれば、青色矢印を Ctrl キーを押しながらドラッグする操作の方が簡単ですね。
逆に、Shift キーを押しながら移動すると、通常より細かい単位で動かせるようになります。 最終的な位置合わせで微調整するときに使用するとよいでしょう。
移動量があらかじめわかっている場合は、3Dエディタ内のプロパティパネルで座標値を直接入力してしまうのが簡単です。
プロパティパネルが表示されていない場合は、3Dエディタの右上の [+] アイコンをクリックするか、3Dエディタ内にマウスカーソルがある状態で N キーを押すと表示されます。
プロパティパネル内の座標値を、マウスのドラッグで調整しているときも、Ctrl キーや、Shift キーによって変化単位を調節することができます。
次のようにすると、ショートカットキーだけでオブジェクトを移動することができます。
移動量は、移動後の座標値ではなく、現在位置からのオフセットで入力することに注意してください。 移動量にマイナスの値を入力することもできます。
G Z 1 Enter
G Y -0.5 Enter
マイナス (-
) は、数値の後から入力することもできます。
つまり、上記の Y軸方向への -0.5 の移動は、次のようにも実行できます。
G Y 0.5 - Enter
移動を取り消したいときは、Esc キーを押せばキャンセルできます。