まくまくGradleノート
Groovy でメソッドを定義する
2015-07-08

下記のサンプルでは、2 つの変数を足し合わせる add メソッドを定義しています。

sample.groovy

// メソッドの定義
def add(a, b) {
    a + b
}

// メソッドの呼び出し
def val = add(100, 200)
println val

Groovy では、他の多くのスクリプト言語と同様に、メソッド内で最後に評価された式の値がそのまま戻り値となるので、return キーワードを省略することができます。

また、パラメータの型や、戻り値の型も明示する必要はありません(最初に def とだけ書けばよい)。 もちろん、Java と同様に型を明示しておくこともできます。

int add(int a, int b) {
    a + b
}

戻り値がないことを明示したいのであれば、Java と同様に void と定義することもできます。 戻り値の型が void のメソッドの戻り値を強引に取得しようとすると、null が返されます。

void greet(String name) {
    println 'Hello, ' + name
}

def val = greet('Jack')
println val  //=> null

メソッドの呼び出し時にパラメータが 1 つ以上ある場合は、括弧を省略して呼び出すことができます。

def val = add 100, 200

ただし、パラメータを 1 つも持たない場合は、呼び出し時の括弧を省略することはできません。

void greet() {
    println 'Hello'
}

greet()  // 括弧は省略できない
2015-07-08