プロジェクト内で使用できるタスクの一覧は gradle tasks
で確認できますが、このときにタスクが適切にグルーピングされていて、タスクごとに簡単な説明が記述されているとわかりやすくなります。
タスクを定義するときに、group
パラメータ、および description
パラメータを指定することでこれらの設定を行うことができます。
下記の例では、hello1
タスクと hello2
タスクを MyGroup
にグルーピングし、それぞれのタスクに説明文を設定しています。
task hello1(group: 'MyGroup', description: 'Description for hello1.') {
doLast {
println 'Hello 1'
}
}
task hello2(group: 'MyGroup', description: 'Description for hello2.') {
doLast {
println 'Hello 2'
}
}
タスクの Configuration クロージャ内で Task
オブジェクトのメソッド (group
, description
) を呼び出すことでも設定できます。
task hello1 {
group 'MyGroup'
description 'Description for hello1.'
doLast {
println 'Hello 1'
}
}
task hello2 {
group 'MyGroup'
description 'Description for hello2.'
doLast {
println 'Hello 2'
}
}
Gradle の tasks
タスクを実行することで、それぞれのタスクがグルーピングされて表示されることが分かります。
$ gradle -q tasks
...
MyGroup tasks
-------------
hello1 - Description for hello1
hello2 - Description for hello2
...