java プラグインをロードすると、自動的に javadoc タスクが定義されます。
apply plugin: 'java'
下記のように実行すると、src/main/java
以下の Java ソースコードに記述された Javadoc コメントを元に、build/docs/javadocs
に API ドキュメントが生成されます。
$ gradle javadoc
javadoc タスクをプロジェクトに合わせてカスタマイズしたい場合は、下記のように Javadoc
型の新しいタスクを定義します。
apply plugin: 'java'
task myJavadoc(type: Javadoc) {
group = 'Sample'
description = 'Generates API documents.'
source = sourceSets.main.allJava
}
タスク定義時に type: Javadoc
と指定することで、Configuration クロージャの中で参照されるオブジェクト(Closure delegate)が、Task
オブジェクトから Javadoc
オブジェクトに変わります。
Configuration クロージャ内で Javadoc
オブジェクトのメソッドを呼び出すことで、タスクをカスタマイズできるようになっています。
source
プロパティの指定は必須であることに注意してください(指定しないと何も生成されません)。
Javadoc 用に新しいタスクを定義するのではなく、既存の javadoc
タスクを上書きしてしまいたい場合は、下記のように overwrite
オプションを指定します。
task javadoc(type: Javadoc, overwrite: true) {
group = 'Sample'
description = 'Generates API documents.'
source = sourceSets.main.allJava
}
Javadoc
タスクオブジェクトに他にどのようなプロパティがあるかは、下記の DSL ドキュメントで確認できます。