SWT を使ったアプリケーションをビルドするとき、あるいは、SWT を使用して作成されたアプリケーションを実行するときは、各プラットフォーム用の swt.jar が必要です。 swt.jar は下記のサイトからダウンロードできます(2010-02-26 の最新は 3.5.2)。
swt.jar の中には、SWT の class ファイルだけでなく、各プラットフォーム用の共有ライブラリ (Windows の場合は swt-win32-3557.dll など)も含まれているので、swt.jar さえあれば、SWT を利用して作ったアプリケーションを実行することができます。
Eclipse で SWT を使ったプログラムを行うには、Java プロジェクトに swt.jar へのクラスパスを追加します。 swt.jar ファイル自体は、プロジェクトのディレクトリにコピーして使うようにすれば、別の PC で開発の続きをするときに、swt.jar を再度ダウンロードしなくて済みます。
SWT のクラスパスの設定が済んだら、以下のようなプログラムを作成して、Ctrl + F11 で実行してみましょう。
import org.eclipse.swt.widgets.Display;
import org.eclipse.swt.widgets.Shell;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Display display = new Display();
Shell shell = new Shell(display);
shell.setText("Title");
shell.setSize(300, 200);
shell.open();
while (!shell.isDisposed()) {
if (!display.readAndDispatch()) {
display.sleep();
}
}
display.dispose();
}
}