まくまくLinux/Shellノート
dbus-glib 開発用ライブラリをインストールする
2012-05-02

(Ubuntu 12.04 で確認)

dbus-glib ライブラリのインストール

ここでは、D-Bus library (GLib bindings) をインストールして、C/C++ で D-Bus を使ったコードをコンパイルできるようにします。

$ sudo apt-get install libdbus-glib-1-dev

ちなみに、apt-cache search 'libdbus' のように実行すると、それっぽいパッケージを検索することができます。

上記を実行すると、以下のようなヘッダファイルがインストールされます。

/usr/include/dbus-1.0/dbus/dbus.h
/usr/include/dbus-1.0/dbus/dbus-glib.h
...
/usr/include/glib-2.0/glib.h
...
/usr/lib/x86_64-linux-gnu/glib-2.0/include  (64 bit Linux の場合)

D-Bus、GLib bindings のヘッダをインクルードするコードをビルドしてみる

main.cpp

#include <dbus/dbus.h>
#include <dbus/dbus-glib.h>
#include <glib.h>

int main() {
}

ビルド

$ clang++ main.cpp `pkg-config --cflags --libs dbus-glib-1`

ここで使用している pkg-config コマンドは、指定したライブラリのインクルードパスなどのオプション文字列を生成してくれます。 単独で実行すると、例えば以下のような出力が得られます。

$ pkg-config --cflags --libs dbus-glib-1
-I/usr/include/dbus-1.0 -I/usr/lib/x86_64-linux-gnu/dbus-1.0/include
-I/usr/include/glib-2.0 -I/usr/lib/x86_64-linux-gnu/glib-2.0/include
-ldbus-glib-1 -ldbus-1 -lpthread -lrt -lgobject-2.0 -lglib-2.0
2012-05-02