(DTE デバイス(PC 側)オス)
ピン番号 | 表記 | I/O | 意味 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | DCD | In | Data Carrier Detect(キャリア検出) | 外部端末の送受信準備ができたことを知る |
2 | RxD | In | Receive Data(受信データ) | |
3 | TxD | Out | Transmit Data(送信データ) | |
4 | DTR | Out | Data Terminal Ready(データ端末準備) | PC が繋がっていることを認識させる(PC → 外部) |
5 | GND | --- | Ground(信号用グラウンド) | |
6 | DSR | In | Data Set Ready(データセット準備) | 端末が繋がっていることを認識する(PC ← 外部) |
7 | RTS | Out | Request To Send (DTE の送信要求) | PC の送信開始信号(フロー制御用)(PC → 外部) |
8 | CTS | In | Clear To Send(DCE の送信要求) | PC への受信開始要求(フロー制御用)(PC ← 外部) |
9 | RI | In | Ring Indication(被呼表示) | 電話がかかってきたことを伝える/PC の電源を制御する |
PC からデータを送信するのに最低限必要なのは、TxD(3) と GND(5) です。 データを受信する時は RxD(2) が必要です。 出力の信号線は、デフォルトでマーク状態(-)かスペース状態(+)のどちらかを出力してます。
信号線 | COMポート接続時 | COMポートオープン時 |
---|---|---|
TxD (3) | mark(-) | mark(-) |
DTR (4) | mark(-) | space(+) |
RTS (7) | mark(-) | space(+) |
小さな回路なら、DTR(4) と RTS(7) から電源供給することができます。 といっても電流量は少ないし、マシンによって供給量が多少異なるので、あまり信頼できません。 DTR(4) と RTS(7) を並列に繋ぐと電流を増やせます。
Windows などの PC では主に非同期通信が使用されます。 同期通信のように常に信号をやりとりしていないため、データの送信を示すためのスタートビットが必要になります。 データを送信していない時(アイドル時)は TX はマーク状態 (1) になっているので、スタートビットは 0 の信号になります。 1 つのデータの構造は次のようになります。
スタートビット (1 bit) |
データ (4 ~ 8 bits。主に 8 bits) |
ストップビット (1 bit) |
Baud Rate | シールドケーブル | 非シールドケーブル |
---|---|---|
110 | 1500 m | 300 m |
300 | 1200 m | |
1200 | 900 m | 150 m |
2400 | 600 m | |
4800 | 150 m | 75 m |
9600 | 75 m | 30 m |