まくまくいろいろノート
MPLAB によるプロジェクト作成 ─ PIC めもめも
2002-08-01

MPLAB の設定(デベロップメント・モードの設定)

MPLAB を起動し、次のように設定します。

  1. 「Options」 → 「Development Mode」 → 「Tools」タブ
  2. “Development Mode” で MPLAB-SIM Simulator にチェック
  3. “Processor” を使用するデバイスに変更

新規プロジェクトの作成

  1. 「Project」 → 「New Project」
  2. “File Name” にプロジェクト名 (例えば “test.prj”) を入力
  3. “Directories” には空白を含まないパス (例えば “D:\PIC_ASM\test”) を選択して「OK」

「OK」 ボタンを押すと、Edit Project ダイアログが開きます。

新規ソースの追加(Edit Project ダイアログ)

  1. “Development Mode” が MPLAB-SIM、正しいデバイス名になっているか確認
  2. “Project Files” の 「Add Node」 ボタンをクリック
  3. ASM ファイル名 (例えば “test.asm”) を入力して 「OK」
  4. “Project Files” の “test [.hex]” を選択して 「Node Properties…」 ボタンをクリック
    1. Hex Format ・・・ INHX8M
    2. Warning level ・・・ all
    3. Case sensitivity … OFF (大文字と小文字を区別しない)
    4. Tab size ・・・ 4(タブ使わないかもしれないけどいちおう)
  5. 「OK」

この作業では、実際に “test.asm” は作成されないので、エクプローラで新規作成するか、「File」 → 「New」 で新規作成して、Ctrl-S で “test.asm” として保存してください。

プログラムの作成

  1. 「Window」 → 「Project」
  2. リストから開きたいソースファイル(例えば “test.asm”)をダブルクリック

エディタが開くので、コードを自由に記述してください。 ただし、MPLAB 付属のエディタは日本語が入力できないので、日本語のコメントを記述したい場合は、別の日本語対応のエディタを使ってください。 動作をテストしたい場合は、とりあえず次のように記述してみてください(END の前に空白を入れるのを忘れずに)。

test.asm(これだけでもビルドは可能)

    END

ビルド

  1. 「Project」 → 「Make Project」

“Build completed successfully.” と出ればビルド成功です。 エラーが出た場合は、そのエラー表示行をダブルクリックすれば、該当行に移動できます。 Bank0 以外のデータ RAM にアクセスすると、”Message” という表示が出ることがありますが、エラーではないのでビルドは成功しています。

ビルドに成功すると、HEX ファイルがそのプロジェクトのディレクトリに作成されます。 HEX ファイルができたら、次は MPLAB-SIM を使ってデバッグするか、PIC ライタで実際に PIC に書き込んで実機テストに入ります。

2002-08-01