Node.js でグローバルに定義されている console
オブジェクトを使用すると、標準出力、標準エラー出力への出力を行うことができます。
console
オブジェクトを使用して文字列を出力するときは、主に次のようなメソッドを使用します。
console.log()
あるいは console.info()
console.error()
あるいは console.warn()
console.info()
と console.warn()
は単なるエイリアスなので、console.log()
と console.error()
を覚えておけば十分です。
これらのメソッドは、単純な文字列を渡すこともできますし、C 言語の printf
関数のようにフォーマット文字列を指定することもできます。
console.log('Hello World');
console.log('Count: %d', 100);
console.log('Hello: %s', 'Tom');
console.log('JSON: %j', obj); // JSONテキストの出力
console.log
メソッドなどに、フォーマット文字列を指定せずに直接オブジェクトを渡すと、適切にフォーマットされてオブジェクトの内容が表示されます。
console.log(obj); //=> { a: 100, b: 200 }
console.dir()
というメソッドもあります。
console.dir()
はオブジェクトを 1 つだけ受け取り、上記のように console.log()
を呼び出した場合と同様の出力を行います(なので基本は console.log()
を使えばよい)。
ちなみに、Firefox などの開発コンソール上で console.dir(Object)
を使用すると、ツリー形式でプロパティを表示したり、その内容を編集したりと、そのオブジェクトに対して console.log()
よりも高度な作業を行えます。