Kotlin 環境の構築
kotlinc のインストール
VS Code 自体は Kotlin コードのコンパイル機能を持っていないので、kotlinc
コマンドはあらかじめインストールしておく必要があります。
コマンドラインから次のように kotlinc
コマンドを実行できるようになっていれば OK です。
$ kotlinc -version
info: kotlinc-jvm 1.3.71 (JRE 1.8.0_212-release-1586-b04)
Kotlin Language プラグインのインストール
VS Code の Extensions タブから kotlin
で検索して、 Kotlin Language
プラグインをインストールします。
このプラグインにより、Kotlin コードのシンタックスハイライトなどが効くようになります。

Code Runner プラグインのインストール
VS Code の Extensions タブから code
で検索して、 Code Runner
プラグインをインストールします。
このプラグインにより、ショートカットキー一発で Kotlin コードを実行できるようになります。

Kotlin プログラムを実行してみる
VS Code への各種プラグインのインストールが済んだら、簡単な Kotlin プログラムを記述して実行してみます。
コードの作成
まず、VS Code を適当な空のディレクトリを起点にして起動します。
$ mkdir sample-kotlin
$ code sample-kotlin
Ctrl + N
キーでファイルを新規作成し、次のように入力して Ctrl + S
で保存します。
ファイルの拡張子は .kt
にしてください。
fun main() {
println("Hello World!")
}
実行
後は、下記のいずれかの方法でプログラムを実行できます。
Ctrl + Alt + N
ショートカットキーを押す- エディタ上で右クリックして
Run Code
を選択 F1
キーでコマンドパレットを開いてRun Code
を実行
OUTPUT
ウィンドウに下記のように出力されれば成功です。
[Running] cd "d:\sample-kotlin\" && kotlinc main.kt -include-runtime -d main.jar && java -jar main.jar
Hello World!
[Done] exited with code=0 in 6.605 seconds
ビルドしてから実行しているので結構時間がかかりますね。。。 ちなみに、出力を見ると分かるのですが、内部的には下記のようなコマンドが実行されています。
cd <作業ディレクトリ> && kotlinc main.kt -include-runtime -d main.jar && java -jar main.jar
kotlinc コマンドが見つからないというエラーが出るとき
VS Code を起動した状態で kotlinc
コマンドをインストールした場合は、環境変数 PATH
の設定が反映されていない可能性があります。
その場合は、VS Code を再起動すれば直ります。