発振モード
MODE | BIT | DESCRIPTION | FREQ RANGE |
---|---|---|---|
LP | 00 | 低電力/水晶発振 (Low Power Crystal) | 200kHz 以下 |
XT | 01 | 水晶/セラミック発振 (Crystal/Resonator) | 4MHz 以下 |
HS | 10 | 高周波水晶/セラミック発振 (High Speed Crystal/Resonator) | 4MHz ~ 20MHz |
RC | 11 | RC 発振 (Resister/Capacitor) | 1MHz 以下 |
リセット回路
MCLR に電源をつないでおけば、とりあえずは動作しますが、周辺回路の電源が安定するまで遅延して 4.5V の入力があるべきです。 リセット用の IC にはミツミの PST600C などがあります。
MAX232
- MAX232 ・・・ 1μF のコンデンサを使う
- MAX232A ・・・ 0.1μF
- ADM232AAN ・・・ 0.1μF
命令長の違う 3 シリーズ
- ベースライン・シリーズ ・・・ 12ビット命令 (12C5xx, 16C5xx)
- ミッドレンジ・シリーズ ・・・ 14ビット命令
- ハイエンド・シリーズ ・・・ 16ビット命令 (17Cxxx, 18Cxxx)
一番使われている PIC16Fxxx などはミッドレンジ・シリーズにあたります。
AC と DC
- AC — Alternating Current (交流)
- DC — Direct Current (直流)
VIH, VIL, VOH, VOL
- VIH = 3.15V MIN ・・・ これ以上の入力電圧を High 入力とみなす
- VIL = 1.35V MAX ・・・ これ以下の入力電圧を Low 入力とみなす
- VOH = 4.4V MIN ・・・ High 出力の時これ以上の電圧を出力する
- VOL = 0.1V MAX ・・・ Low 出力の時これ以下の電圧を出力する
入力電圧が High か Low かを決める閾値は VIL ~ VIH の値になります。 シュミットトリガ・インバータ (74HC14) などは、立ち上がり (Low → High と判断する時 (THH)) と、立ち下り (High → Low と判断する時 (THL)) でこの閾値が異なります。 この閾値の差を ヒステリシス と呼びます。
ヒステリシスを持たない 74HC04 よりも 74HC14 の方が入力電圧の微妙なぶれ(ノイズ)に強いといえます。 なぜなら、THH は THL よりも高い値に設定されていて、立ち上がりの際に入力電圧が少し下がっても THL まで下がることは少ないからです。
スイッチ入力回路の基本

通常はスイッチが OFF の時に入力ピンに High が入るようにします。 このときの上記の抵抗を プルアップ抵抗 と呼びます(数10kΩあたりを使うのが一般的です)。 このように配線すると常に電流が流れて電池が無駄に消耗してしまいそうに見えますが、実際には入力ピン側にも大きな抵抗がセットされていて(ハイインピーダンス入力)、電流はほとんど流れません。 上の図は概念図であり、実際にはチャタリングを防止する回路などが必要になります。
PIC16F84 と PIC16F84A の違い
PIC16F84 | PIC16F84A | |
---|---|---|
最大クロック周波数 | DC 10MHz | DC 20MHz |
動作電圧範囲 | 2.0V ~ 6.0V (1.5V 乾電池 x 4 で動かせる) | 2.0V ~ 5.5V |
PIC のシンク/ソース電流の最大値は各 I/O ピンごとに 25mA, PORTA や PORTB の合計が 200mA 以下というように決まっています。 詳しくはデータシートを参照してください(キーワード:電気的特性、絶対最大定格)。