コンフィグファイルの基本
Hugo サイトの全般的な設定は、ルートディレクトリに置いた下記のいずれかのコンフィグファイルで行います(最初に見つかったものが採用されます)。
hugo.toml
(TOMLフォーマットで記述)hugo.yaml
(YAMLフォーマットで記述)hugo.json
(JSONフォーマットで記述)
設定可能なパラメータや、それぞれのデフォルト値は下記に一覧があります。
config.toml
から hugo.toml
に変更されました。
互換性のために config.toml
のままでも動作するようですが、各種エディタやツールとの連携のためのリネームらしいので、新しい名前に乗り換えておいた方がよいでしょう。設定値を参照する
Hugo が定義しているパラメータを参照する
コンフィグファイルで設定したパラメータは、テンプレートファイル内から、.Site
変数を使って参照することができます。
例えば、hugo.toml
ファイルの中で設定した title
や baseURL
パラメータの値は次のようにして参照することができます。
このサイトのタイトルは <b>{{ $.Site.Title }}</b> です。
このサイトのベースアドレスは <b>{{ $.Site.BaseURL }}</b> です。
パラメータ名の先頭は、大文字になっていることに注意してください(.Site.title
ではなく .Site.Title
が正しい)。
それぞれの設定値が、どのようなプロパティ名で参照できるようになっているかは、下記の Site 変数の一覧を見るとわかります。
パラメータが設定されているかどうかで処理を分岐させたい場合は、例えば次のように記述しておけばよいでしょう。
ここでは、googleAnalytics
というパラメータで、Google Analytics 用のトラッキング ID が設定されているかどうかをチェックしています。
{{ with $.Site.GoogleAnalytics }}
Google Analytics のトラッキング ID は <b>{{ . }}</b> です。
{{ else }}
Google Analytics のトラッキング ID が設定されていません。
{{ end }}
独自定義のパラメータを参照する
コンフィグファイルで独自定義のパラメータを設定するには、params
セクションの下にパラメータを追加します。
独自定義のパラメータは、テンプレートファイル内から $.Site.Params.名前
という形で参照することができます。
下記の例では、独自パラメータの Description
の値を参照しています。
ちなみに、このサンプルでは、ホームページではサイトのコンフィグ設定 ($.Site.Params.Description
) を参照し、それ以外のページでは、各ページのフロントマターに設定した description
パラメータの値を参照するようにしています。