Vim/NeoVim の設定ファイルのパスを確認する ($MYVIMRC)

設定ファイルのパスを調べる

Vim や NeoVim の設定ファイル(やディレクトリ)のパスは、:echo コマンドを使って以下のように確認することができます。

  • Vim の場合:
    • :echo $MYVIMRC
      出力例: C:\Users\maku\_vimrc (Windows の場合)
      出力例: /Users/maku/.vimrc (Linux/macOS の場合)
    • :echo $MYGVIMRC
      出力例: C:\Users\maku\_gvimrc (Windows の場合)
      出力例: /User/maku/.gvimrc (Linux/macOS の場合)
  • NeoVim の場合(init.luainit.vim のうち実際に読み込まれたファイルのパス):
    • :echo $MYVIMRC or :=vim.env.MYVIMRC
      出力例: C:\Users\maku\AppData\Local\nvim\init.lua (Windows の場合)
      出力例: /Users/maku/.config/nvim/init.lua (Linux/macOS の場合)

また、nvim ディレクトリのパスは、以下のように確認できます。

  • :echo stdpath('config')
    出力例: C:\Users\maku\AppData\Local\nvim (Windows の場合)
    出力例: /Users/maku/.config/nvim (Linux/macOS の場合)

デフォルトのパス

デフォルトでは、次のようなファイルパスに置かれた設定ファイルが読み込まれます。

  • Vim の場合
    • Windows の場合: %USERPROFILE%/_vimrc (ただし HOME 環境変数が設定されている場合は %HOME%/_vimrc
    • Linux/macOS の場合: ~/.vimrc
  • NeoVim の場合
    • Windows の場合: %USERPROFILE%\AppData\Local\nvim\init.vim
    • Linux/macOS の場合: ~/.config/nvim/init.vim

Vim/NeoVim の設定ファイルは基本的に自分で作成する必要があります。

NeoVim の設定ファイル (init.lua) を作成する
$ mkdir -p ~/.config/nvim
$ touch ~/.config/nvim/init.lua

version コマンド

Vim の :version コマンドの出力の中央あたりを見ると、起動時に Vim がロードする設定ファイルの一覧を確認することができます。

VIM7.0 (Windows) の :version コマンドの出力(抜粋)
...
      システム vimrc: "$VIM\vimrc"
      ユーザー vimrc: "$HOME\_vimrc"
   第2ユーザー vimrc: "$HOME\vimfiles\vimrc"
   第3ユーザー vimrc: "$VIM\_vimrc"
       ユーザー exrc: "$HOME\_exrc"
    第2ユーザー exrc: "$VIM\_exrc"
     システム gvimrc: "$VIM\gvimrc"
     ユーザー gvimrc: "$HOME\_gvimrc"
  第2ユーザー gvimrc: "$HOME\vimfiles\gvimrc"
  第3ユーザー gvimrc: "$VIM\_gvimrc"
  デフォルトファイル: "$VIMRUNTIME\defaults.vim"
    システムメニュー: "$VIMRUNTIME\menu.vim"
...