下記の Dockerfile
を使うと、Ubuntu 14.04 あるいは、Ubuntu 12.04 をベースにした Android ビルド用の Docker イメージを作成することができます。
やっていることは、ほぼ下記に記述されている通りです。
ただ、いくつかポイントがあり、下記のような設定を行っています。
- インストール時の readline 系エラーの抑制 (
ENV DEBIAN_FRONTEND noninteractive
) - 無駄なパッケージのインストールによるエラー抑制 (
apt-get install -y openjdk-7-jdk --no-install-recommends
) - Ubuntu 14.04 の場合は、i386 系パッケージのインストール設定 (
RUN dpkg --add-architecture i386
) - Ubuntu 14.04 の場合は、repo コマンドのダウンロード&実行のために curl、python (2.7) を追加インストール
実際に Docker イメージを作成するには、この Dockerfile
がカレントディレクトリにある状態で、下記のように実行します。
$ sudo docker build android_ubuntu14 ./
これで、android_ubuntu14
というイメージが作成されるので、あとは、Docker コンテナとして起動できます。
$ sudo docker run -it android_ubuntu14 /bin/bash
この Docker イメージは、あくまでビルド環境の構築までしか行っていないため、実際にビルドをする前には、repo
を使ったソースコードのダウンロードなどを行う必要があります。
上記の Android 公式サイトでは、ホームディレクトリの ~/bin
に repo
コマンドをインストールしていますが、Docker コンテナ上での実行時には、適宜 /opt/bin
などに読み替えるとよいでしょう。