MPLAB の設定(デベロップメント・モードの設定)
MPLAB を起動し、次のように設定します。
- 「Options」 → 「Development Mode」 → 「Tools」タブ
- “Development Mode” で MPLAB-SIM Simulator にチェック
- “Processor” を使用するデバイスに変更
新規プロジェクトの作成
- 「Project」 → 「New Project」
- “File Name” にプロジェクト名 (例えば
test.prj
) を入力 - “Directories” には空白を含まないパス (例えば
D:\PIC_ASM\test
) を選択して「OK」
「OK」 ボタンを押すと、Edit Project ダイアログが開きます。
新規ソースの追加(Edit Project ダイアログ)
- “Development Mode” が MPLAB-SIM、正しいデバイス名になっているか確認
- “Project Files” の 「Add Node」 ボタンをクリック
- ASM ファイル名 (例えば
test.asm
) を入力して 「OK」 - “Project Files” の
test [.hex]
を選択して 「Node Properties…」 ボタンをクリック- Hex Format ・・・ INHX8M
- Warning level ・・・ all
- Case sensitivity … OFF (大文字と小文字を区別しない)
- Tab size ・・・ 4(タブ使わないかもしれないけどいちおう)
- 「OK」
この作業では、実際に test.asm
は作成されない ので、エクプローラで新規作成するか、「File」 → 「New」 で新規作成して、Ctrl-S で test.asm
として保存してください。
プログラムの作成
- 「Window」 → 「Project」
- リストから開きたいソースファイル(例えば “test.asm”)をダブルクリック
エディタが開くので、コードを自由に記述してください。 ただし、MPLAB 付属のエディタは日本語が入力できないので、日本語のコメントを記述したい場合は、別の日本語対応のエディタを使ってください。 動作をテストしたい場合は、とりあえず次のように記述してみてください(END の前に空白を入れるのを忘れずに)。
END
ビルド
- 「Project」 → 「Make Project」
“Build completed successfully.” と出ればビルド成功です。 エラーが出た場合は、そのエラー表示行をダブルクリックすれば、該当行に移動できます。 Bank0 以外のデータ RAM にアクセスすると、“Message” という表示が出ることがありますが、エラーではないのでビルドは成功しています。
ビルドに成功すると、HEX ファイルがそのプロジェクトのディレクトリに作成されます。 HEX ファイルができたら、次は MPLAB-SIM を使ってデバッグするか、PIC ライタで実際に PIC に書き込んで実機テストに入ります。