Hugo で記事を作成する

記事ファイルを作成する

Hugo で公開する Web サイトの記事は、content ディレクトリに Markdown ファイルとして作成します(例: sample.md)。 記事ファイルは、空っぽのテキストファイルから作成していくこともできますが、hugo new コマンドを使用することで、記事のひな形ファイル (archetypes/default.md) をベースにして Markdown ファイルを自動生成することができます。

記事ファイル(Markdown ファイル)を作成
$ hugo new sample.md
/Users/maku/my_site/content/sample.md created

上記のように実行すると、content ディレクトリ内に sample.md ファイルが作成されます。 作成されたファイルの先頭部分には、下記のような Front matter というヘッダが記述されています。 このヘッダが、archetypes/default.md をもとにして自動生成されたものです。

content/sample.md
---
title: "Sample"
date: 2017-08-25T22:55:55+09:00
draft: true
---

あとは、タイトル (title) を適切なものに書き換え、Front matter ヘッダ以降に記事の本文を記述していきます。 公開できるレベルまで記述できたら、ヘッダ部分の draft: true の行を削除します。

Archetypes

ここで、ベースとなっている archetypes/default.md を覗いてみましょう。

archetypes/default.md
---
title: {{ replace .TranslationBaseName "-" " " | title }}"
date: {{ .Date }}
draft: true
---

title フィールドには hugo new コマンドで指定した名前が自動で入り、date フィールドには現在の時刻が自動で入るようになっています。 このファイルの内容をもとに、記事ファイルが作成されていることが分かりますね。

記事作成と同時にエディタで編集を始める

hugo new コマンドで記事ファイルを作成するときに、--editor オプションを指定すると、記事ファイルの生成と同時に指定したエディタでファイルを開くことができます。

例: 記事ファイルを作成して vim で開く
$ hugo new sample.md --editor vim