Groovy で文字列リテラルを扱う

2015-07-08

文字列リテラルと GStrings

Groovy の文字列リテラルは、シングルクォート (') あるいは、ダブルクォート (") で囲んで表現します。ダブルクォートで囲んだ文字列リテラルは、$ で始まる変数が展開されます。このような変数を含む文字列を GStrings (Groovy Strings) と呼びます。

sample.groovy

def name = 'Britney'

println 'Hello $name'
println "Hello $name"

実行結果

Hello $name
Hello Britney

文字列の中の式

${式} という構文を使用すると、文字列の中で任意の式を実行することができます。

sample.groovy

def name = 'mickey'
println "Hello ${name.capitalize()}"

実行結果

Hello Mickey

ヒアドキュメント

3 連続のクォーテーションマーク（''' あるいは """）で文字列を囲むことによって、複数行にまたがる文字列リテラル（ヒアドキュメント）を定義することができます。通常の文字列リテラルと同様に、ダブルクォート (") で囲んだ場合だけ、$ で始まる変数が展開されます。

def html = """<html>
  <head>
    <title>$title</title>
  <head>
  <body>
    $body
  </body>
</html>"""

2015-07-08