コンテナイメージをダウンロードする (docker image pull)
Docker でコンテナを作成するためには、ベースとなるイメージが必要です。
多くのイメージが Docker Hub に用意されているので、通常はここからベースとなるイメージを取得します。
ここでは、Ubuntu 20.04 のイメージをダウンロードしてみます。
docker image pull
(旧: docker pull
)コマンドに、ダウンロードしたいイメージ名 ubuntu
と、バージョンを表すタグ 20.04
を指定してダウンロードします。
省略するとデフォルトタグとして、最新バージョンを表す lastest
が使用されます。
ダウンロード済みのイメージの一覧は docker image ls
コマンド(旧: docker images
)で確認できます。
Docker イメージを削除したくなったときは、次のように docker image rm
コマンド(旧: docker rmi
)で削除できます。
Docker コンテナを起動する (docker container run)
docker container run
(docker run
) コマンドを使うと、指定した Docker イメージからコンテナを起動し、任意のコマンドを実行することができます。
例えば、Ubuntu 20.04 の Docker イメージ上で、echo
コマンドを実行するには、以下のようにします。
docker container run
コマンドにより、Docker コンテナが起動され、その中で echo
が実行されます。
echo
コマンドの実行が終わり次第、Docker コンテナはすぐに停止します。
docker container run
コマンドで指定したイメージがまだローカルに存在しない場合は、そのイメージを公開レジストリである Docker Hub からダウンロードしてくれます。
なので、実は docker image pull
であらかじめイメージを取得しておかなくても、上記の docker container run
を直接実行することができます。