まくまくRノート
現在作成されているオブジェクトの一覧を表示する (ls, objects)
2014-12-11

Java や C++ の変数にあたるものは、R ではオブジェクトと呼びます。 現在作成されているオブジェクトの一覧を確認するには、ls() あるいは objects() を使用します。

> x <- 1:10
> y <- x**2
> ls()
[1] "x" "y"
> objects()
[1] "x" "y"

上記の結果表示されたオブジェクトは、下記のように「参照可能」ということです。

> x
 [1]  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10
> y
 [1]   1   4   9  16  25  36  49  64  81 100

不要なオブジェクトは、rm() で削除することができます。

> ls()
[1] "x" "y"
> rm(x)
> ls()
[1] "y"  # x が削除された

R の実行環境を終了するとき、現在作成されているオブジェクトは、カレントディレクトリの .RData というファイルに保存されます。Windows などでは、この .RData をダブルクリックすることで、終了時と同じ状態で R を起動することができます。このような仕組みがあるため、分析の対象ごとにディレクトリを作成しておくと便利です。

2014-12-11