まくまくRノート
ベクトルの各要素にプレフィックス、サフィックスを付ける (paste)
2015-04-12

paste 関数を使用すると、2 つ以上のベクトルデータの各要素を文字列として結合したベクトルデータを生成することができます。 サイズの異なるデータを与えた場合、少ない方のデータが繰り返し適用されます。 これを利用して、ベクトルの各要素にプレフィックスやサフィックスを付けることができます。

プレフィックスの追加

> paste('A', 1:3)
[1] "A 1" "A 2" "A 3"

上記のように、デフォルトではスペースを挟んで結合されます。 セパレータは sep パラメータで変更できるので、下記の様にすればスペースを挟まずに結合することができます。

> paste('A', 1:3, sep='')
[1] "A1" "A2" "A3"

サフィックスの追加

paste() 関数に渡すベクトルの順序を変更すれば、ベクトルの各要素にサフィックスを付加することができます。

> paste(1:3, 'x', sep='')
[1] "1x" "2x" "3x"

応用

paste() 関数では、任意の数のベクトルを結合することができます。 下記の例では、3 つのベクトルの要素を結合しています。

> paste('data', 1:3, '.zip', sep='')
[1] "data1.zip" "data2.zip" "data3.zip"
2015-04-12