ディレクトリ作成／削除のための API

ディレクトリの作成や削除を行いたい場合は、Dir クラスの下記のメソッドを使用します。

• ディレクトリの作成
  • Dir.mkdir(path)
• ディレクトリの削除
  • Dir.delete(path)
  • Dir.rmdir(path)
  • Dir.unlink(path)

ディレクトリ作成の例

カレントディレクトリ以下にディレクトリを作成する

下記は、カレントディレクトリに sample ディレクトリを作成する例です。

Dir.mkdir('./sample')

すでにディレクトリがあるなどの理由で、ディレクトリの作成に失敗した場合は、SystemCallError が発生します。 この例外を捕捉する必要がある場合は、以下のようにします。

begin
  Dir.mkdir('./sample')
rescue => e
  STDERR.puts e.message
end

ディレクトリの有無を先にチェックしておけば、すでに存在する場合のエラーを防止することができます。 この場合でも、ディレクトリの作成に失敗することはある（権限がないなど）ので、きちんと例外処理をしておくのが望ましいです。

begin
  Dir.mkdir(path) if not Dir.exist?(path)
rescue => e
  STDERR.puts 'エラー: ディレクトリを作成できません'
  exit 1  # 継続不能であればプログラム終了
end

HOME ディレクトリ以下にディレクトリを作成する

例: ~/.myconf ディレクトリをパーミッション 0700 で作成

path = File.join(Dir.home, '.myconf')
Dir.mkdir(path), 0700) if not Dir.exist?(path)