まくまくRubyノート
複数バージョンの Ruby をインストールする (RVM)
2012-01-28

RVM (Ruby Version Manager) というツールを使うと、簡単に複数バージョンの Ruby を切り替えて使用できるようになります。

RVM のインストール

まずは RVM 本家のスクリプトを使って RVM をインストールします。 コマンド一発でインストールする方法が、本家のサイトに書いてあります。

  • https://rvm.io/ (2015-11-21 アドレス更新)

記述されている通り実行すると、rvm コマンドが使えるようになります(正確には、自動で修正された ~/.bash_profile を再読み込みする必要があるかもしれません)。

RVM を使って複数の Ruby をインストールする

$ rvm list known

とすると、インストールできる Ruby のバージョンが一覧表示されます。 ここでは、Ruby 1.8.7 と Ruby 1.9.3 をインストールしてみます。 ソースコードからインストールするので数分かかります。

$ rvm install 1.8.7
$ rvm install 1.9.3

既に Ruby 1.8.7 (/usr/bin/ruby) がインストールされている場合でも、RVM で管理する Ruby は別物としてインストールする必要があります。 RVM でインストールされた Ruby は、$HOME/.rvm/rubies の下にバージョンごとに格納されていきます。

使用する Ruby のバージョンを切り替える

複数の Ruby がインストールされている場合は、使用するバージョンを選択しておきます。 RVM で管理されている Ruby のバージョンは以下のように rvm list コマンドで確認できます。

$ rvm list
rvm rubies

   ruby-1.8.7-p357 [ i686 ]
=* ruby-1.9.3-p0 [ x86_64 ]

使用する Ruby のバージョンを切り替えるには以下のように ruby use コマンドでバージョンを指定します。

$ rvm use 1.9.3
$ rvm use 1.9.3 --default   # Default version for new shells

デフォルトで使用するバージョンを切り替えておけば、Aptana などの総合開発環境で使用する Ruby のバージョンも切り替わってくれます。

2012-01-28