まくまくトレードステーションノート
EasyLanguage: if-else による条件分岐
2018-11-26
EasyLanguage の if-else 分岐処理は、条件分岐後に実行するステートメントが1つだけの場合と、複数の場合で書き方を変える必要があります。Easy といっておきながら若干わかりにくいですが、慣れるしかありません。

分岐後のステートメントが 1 つの場合

if 条件式 then ステートメント;
if 条件式 then ステートメント1 else ステートメント2;

条件分岐は、この if-then-else の構成が基本となります。 各ステートメントの後ろにセミコロン (;) を記述せず、if-then-else 全体の最後にだけセミコロンを記述します。 全体を 1 つの英語文章のように捉えるのであれば、最初の I だけを大文字で記述するのがよいでしょう。

使用例

if FastAvg crosses over SlowAvg then Buy 500 shares next bar at market;

ステートメント部分が長い場合は、下記のように複数行に分けて記述することもできます。 この場合も、セミコロンは最後の 1 つだけ記述することに注意してください。

if 条件式 then
    ステートメント;

if 条件式 then
    ステートメント1
else
    ステートメント2;

if-else 分岐を複数行に分けて記述する場合は、下記に説明するような beginend セクションを使用した方が、書き方を統一できて読みやすいかもしれません。

分岐後のステートメントが 2 つ以上の場合

if 条件式 then begin
    ステートメント1;
    ステートメント2;
end;

if 条件式 then begin
    ステートメント1;
    ステートメント2;
end else begin
    ステートメント3;
    ステートメント4;
end;

条件分岐後に複数のステートメントを記述する場合は、それらを beginend で囲む必要があります。 パッと見はかなり複雑に見えますが、ステートメントが 1 つだけだったときの書き方の、ステートメントの部分を beginend セクションに置き換えたのだと考えると分かりやすいと思います。 beginend セクションの中の各ステートメントの最後はセミコロンで終わる必要があります。

使用例

if BarType = 2 then begin
    if FastAvg crosses over SlowAvg then Buy 500 shares next bar at market;
    if FastAvg crosses under SlowAvg then Sellshort 500 shares next bar at market;
end;

else if な条件分岐

ここまでを踏まえて、else if な条件分岐を記述する場合は、次のように記述することになります。

if 条件式1 then begin
    ステートメント1;
    ステートメント2;
end else if 条件式2 then begin
    ステートメント3;
    ステートメント4;
end else begin
    ステートメント5;
    ステートメント6;
end;

どっひゃ~。分かりにくい。。。

関係演算子

if-else の条件式部分では、以下のような関係演算子を使って数値比較を行うことができます。

関係演算子 説明
> より大きい
< より小さい
= 等しい
<> 異なる
>= より大きいか等しい
<= より小さいか等しい
crosses over (crosses above) 現在の足ではより大きいが、前の足ではより小さいか等しい
crosses under (crosses below) 現在の足ではより小さいが、前の足ではより大きいか等しい

使用例

if Close > Open then ...;
if (High + L) /2 > Close then ...;
if CurrentBar > 1 and Close > HighestFC(High,Length)[1] then Buy on Close;
2018-11-26