戻り値を持つ関数を定義するには、Function
キーワードを使用します。
下記は、足し算を行う関数の定義例です。
戻り値は、関数名に代入するという特殊な方法なので注意してください(C や Java のような return キーワードは使わない)。
Function AddTest(a As Integer, b As Integer) As Integer
AddTest = a + b 'VB の場合、戻り値は関数名に代入する
End Function
この関数を使用するには、下記のようにします。
Dim result as Integer
result = AddTest(100, 200)
MsgBox result
関数を呼び出すときは、戻り値を必ず変数に代入する必要があります。
戻り値が必要ない場合は、次のように Call
キーワードを使って呼び出すか、パラメータを括弧で囲まずに列挙します。
Call AddTest(100, 200)
AddTest 100, 200
関数を途中で抜けるときは、Exit Function
を使用します(Return
ではありません)。
戻り値を持たないプロシージャを定義するには、Function
キーワードの代わりに Sub
キーワードを使用します。
Sub Greet(name As String)
MsgBox "Hello, " & name
End Sub
プロシージャを呼び出すときは、パラメータを括弧で囲まずに指定します。
Greet "まく"
プロシージャを途中で抜けるときは、Exit Sub
を使用します(Return
ではありません)。