ビジュアルモードで選択したテキストは、y
コマンドでコピーし、p
コマンドで貼り付けることができます。
このとき、貼り付けを実行する前に、x
コマンドや d
コマンドなどによる削除操作を行ってしまうと、y
コマンドを実行したときに、その削除したテキストが貼り付けられてしまいます。
このようなケースでも、自分が明示的にヤンク (y
) したテキストを確実に貼り付けたいときは、次のようにレジスタ 0 を指定してペーストコマンド (p
) を実行します。
"0p
レジスタ 0 は、Vim 上で最後にヤンクしたテキストを保持しておくレジスタです。
上記はノーマルモードでレジスタ 0 の値を貼り付ける方法を示していますが、挿入モードやコマンドモードで同様にレジスタ 0 の値を貼り付けるには下記のようにします。
Ctrl-R 0