doskey
コマンドを使用すると、コマンドプロンプトから使用するマクロ(コマンドエイリアス)を設定することができます。
C:\> doskey cat=type $*
C:\> doskey ls=dir /b $*
C:\> doskey u=cd ..
C:\> doskey uu=cd ..\..
C:\> doskey uuu=cd ..\..\..
C:\> doskey cd-dir1=cd D:\my\favorite\dir1
C:\> doskey cd-dir2=cd D:\my\favorite\dir2
現状登録されているマクロの一覧を表示するには doskey /macros
コマンドを使用します。
C:\> doskey /macros
cat=type $*
ls=dir /b $*
u=cd ..
uu=cd ..\..
uuu=cd ..\..\..
cd-dir1=cd D:\my\favorite\dir1
cd-dir2=cd D:\my\favorite\dir2
doskey
コマンドで設定したマクロは、コマンドプロンプトを閉じると消えてしまいます。
ここでは、コマンドプロンプトを起動したときに、自動的に doskey
でマクロ設定を復帰させるようにする方法を説明します。
現在のマクロ設定をファイルに保存するには、doskey /macros
コマンドの出力をファイルにリダイレクトします。
C:\> doskey /macros > D:\x\myconf\doskey_macros.txt
逆に、上記のように保存したマクロ設定ファイルを読み込むには、doskey /macrofile
コマンドを使用します。
C:\> doskey /macrofile=D:\x\myconf\doskey_macros.txt
コマンドプロンプト (cmd.exe
) の起動時に、/k
オプションを使用すると、任意のコマンドを実行した上で起動することができます。
このオプションで上記の doskey /macrofile
コマンドを実行するようにすれば、コマンドプロンプトの起動と同時にマクロ設定を復帰させることができます。
この cmd.exe /k
コマンドの実行を自動化するには、cmd.exe
のショートカットファイルを作成するのが簡単です。
cmd.exe
のショートカットを作成し、そのプロパティの リンク先 を下記のように変更します(/k
オプション以降を追加)。
%windir%\system32\cmd.exe /k "doskey /macrofile=D:\x\myconf\doskey_macros.txt"
あとは、このショートカットファイルを使ってコマンドプロンプトを起動すれば、自動的に doskey
によるマクロ設定が有効になります。