ここでは、CakePHP をインストールし、トップページを表示できるようにするまでの手順を示します(確認したバージョン: CakePHP 2.1.1、PHP 5.3.8)。
まずは、下記のサイトから CakePHP のアーカイブをダウンロードします。
Web サーバのドキュメントルートに、上記を展開したファイルを置き、http://localhost/
にアクセスしてください。
いろいろ警告が表示されるので、その指示に従って以下のような感じでセットアップしていきます。
$ chmod -R a+w app/tmp
app/Config/core.php
内の Security.salt
の値を 40 文字分の適当な文字列に変更します。
Configure::write('Security.salt', 'DYhG93b0qyJfIxfs2guVoUubWwvniR2G0FgaC9mi');
↓
Configure::write('Security.salt', '適当な文字列');
下記のような Ruby スクリプトを実行すれば、ランダムな文字列を作成することができます。
a = ('0'..'9').to_a + ('a'..'z').to_a + ('A'..'Z').to_a
40.times { print a[rand(a.size)] }
そのすぐ下の、Security.cipherSeed
の値も変更します。
ここは、適当な 29 文字分の数値に変更します。
Configure::write('Security.cipherSeed', '76859309657453542496749683645');
↓
Configure::write('Security.cipherSeed', '適当な数値列');
下記のような Ruby スクリプトでランダムな数値文字列を作成できます。
29.times { print rand(10) }
rewriting が有効になっていないという警告が出るようであれば、指示に従って修正します。
CakePHP 2.1.1 の zip アーカイブには、なぜか最上位の .htaccess
が入っていなかったので、以下のように作成しました。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteRule ^$ app/webroot/ [L]
RewriteRule (.*) app/webroot/$1 [L]
</IfModule>
これで、ほとんど警告を出さずに CakePHP のトップページを表示できるようになったはずです。 データベースに関する警告は、作るアプリケーションによってデータベース設定が変わってくるので、ここではひとまず置いておきます。